過敏性腸症候群の症状の特徴

過敏性腸症候群の症状の特徴は、
①腹痛を感じる
主として左のわき腹から下腹にかけての部分に腹痛を感じたり、お腹が張ってオナラが出やすくなります。排便したり、オナラが出ると、痛みを感じなくなります。
②便通に異常を来たしている。
一番目は便秘型です。便秘が続いていて、排便をしても小指の先ほどのころころした黒い硬い便が出る。
二番目は下痢型です。水やお粥のようなゆるい便が頻繁に出る。
三番目は交互型です。便秘と下痢が交互にあらられるといったこの三つのタイプの便通の異常が起こります。
③腹痛や便通異常の症状が長期にわたり続く。
腹痛や便通異常が毎日起こり、いったん症状が治まったように見えても、またすぐ腹痛や便通異常の症状を繰り返す。
④外見は問題がない。
おなかの異常が続いているにもかかわらず、食欲が落ちたり体重が減るということがなく、外見はまったく健康そうに見える。
⑤ 腹部膨満感、腹鳴、残便感、おならに悩まされる。
常にお腹が張っているように感じたり、おなかがゴロゴロと鳴ったり、オナラが頻繁に出るといった症状を伴うこともあります。また、下痢型の人は、排便した後にまだ残留感が感じられ、トイレに行くと粘液だけが出るといった症状もあります。