ストレスに対する身体の反応-2

ストレスに対する身体の反応-2
生体が何らかの打撃を受けて損傷するのがストレスの「警告反応前期」である。
それに対応してこれら副腎ホルモンは、速やかに身体に緊急事態と戦う準備を
させる。
 その作用の一つは胸腺やリンパ腺からタンパク質を引き抜き、エネルギー源
の糖に転化する。
 つまり、副腎は「肥大」し、胸腺、リンパ腺は「萎縮」する。
ストレスに抵抗して、血糖値は上昇し、さらに残った糖はグリコーゲンとして
肝臓に蓄えられる。
(この多糖類のグリコーゲンも、必要に応じて、すぐ糖に変わる)
血圧は高くなり、ミネラル類は骨から溶け出されて血中に出てくるし、貯蔵脂肪
を動員するので血中の脂肪量は増える。
また、食塩と水分が普段よりも血中に多く貯留されるなど【闘争と逃亡】のための
準備が行われる。

これらの変化ははまた「ペテロから奪ってポールに支払う」やり方で、つまり
身体にストックしている諸栄養素を非常の消費に使ってしまうわけで、ストレスの
解消、損傷組織の修理をする。
この時期を「警告反応後期」と呼んでいるが、ストレスの度合いにより、その
対応の強さも違ってくる。

日ごろから、バランス栄養食の摂取に努めていれば必要なタンパク質は十分に
貯蔵されているし、ミネラル類も十分補給されていれば骨からの流失も最小限
に抑えることができてダメージを軽減出来る。

更に、毎日のバランス栄養食がいつでも非常倉として役に立つのである。

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